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2022.1.31 シティ情報ふくおか2022年2月号に弊社のSDGsの取り組みが紹介されました!

 

ディープラス一級建築士事務所のSDGsの取り組みが

『シティ情報ふくおか2022年2月号』に紹介されました。

 

 

 

一級建築士が手がけた地球と人にやさしい“イス”

 

オフィス・学校・クリニック・サロン・ホテル・飲食店・スタジオ・住居などの空間づくりを行なっている『ディープラス』。
手がけているジャンルの振り幅が大きいが「経験がないことであっても、今まで培ってきた技術と経験をもとに何事もチャレンジし、できることを広げています」と話す代表の新福貴法さんの明朗快活さが印象的で、前へ前へとまっすぐに進もうとするエネルギッシュさが伝わってくる。
『ディープラス』が属する建築業界では、空間をつくる際に大量の資源を消費するため、世界規模で森林伐採が進んでいる。
その結果、二酸化炭素の濃度が上がり、地球の気温が上昇をしている現実がある。SDGsが唱えられるずっと前から議論されているこの問題について、どう考えているのだろうか。
 
実は以前から地球問題に関する講演を聴講する機会が多く、SDGsが話題になる前から関心を向けていた新福さん。そして昨年、福岡市科学館で開催された『みんなのSDGs展2020』では、展示会ブースの出展と協賛で参加し、その時に出展したのがオリジナルのイス「D+Chair」だ。
 
 
素材を活かし廃棄を減らす“僕らにできるSDGs”
 
「森林は管理していくことで守られるので、空間づくりに必要な木材は、近隣地域または国産の材木を使っています。
「D+Chair」を始めとした家具づくりに関しては、SDGsに対応した素材を使いたいので、木材は芯材から仕上げ材まで極力国内産の間伐材を使用し、鉄などは高純度のスチールを使用することで加熱して何度もリサイクルできるようにしています。
 
また、「D+Chair」の仕上げ材に使用している革は天然の革を使用し、化学薬品であるクロムなめしではなく、植物タンニンなめしで加工することで“人体と環境にやさしい”を心がけています」。
 
今は一級建築士事務所の看板も掲げているが、もとは内装業からスタートしているので、内装のデザインに必要な家具づくりも得意だと言う。
また、建築業ならではの悩みもあるそうで、「マテリアルロスといって、フードロスのように材料が余って破棄せざるを得ない場合がどうしてもあるんです」と話す。
 
例えば床のカタチが複雑な場合、カットをすることで床材が余ってしまう。これを解消したいと取り組んでいるのが、余った材料を組み合わせて新しいデザインを生み出す工夫だ。
余った素材をアクセントデザインとして壁面の一部に取り入れたり、家具の一部に取り入れれば空間に新たなデザイン要素が組み込まれ、顧客にとっては安価で空間をよりオシャレにでき、『ディープラス』として廃棄も防げる。みんなにとってハッピーな方法だ。
 
近年、少子化や核家族化の影響により空き家が増え、全国の空き家軒数は過去最高記録を更新し続けている。この状況を踏まえて政府は、住宅のリノベーションやリフォームをする際に補助対象であれば補助金を受け取れる制度を導入し、既にある家や空き家の活用を推進している。『ディープラス』でも自分たちにできることを増やそうと、今年から不動産業も始める予定だ。
「新築もステキですが、空き家をリノベして住むのも味わい深いと思うんです。土地探しから設計、施工まですべて自社で行うことで、お客さまにとって頼りがいのある存在になりたいと思っています」。
 
 
間伐材などの素材でつくるインテリアショップが登場
 
技術と経験の両輪を大きくしながら加速し続けている『ディープラス』。今年は不動産業への進出とインテリアショップの新規オープンを予定しているそうだ。
「取り扱うのは、主にオーダー家具と自社製品の家具。D+Chairも販売するので、座り心地を確かめに遊びに来てくださいね」とのこと。
オープンは夏を目標としているそうだが、今からとても楽しみだ!